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お知らせ

お知らせ

神澤理事長の進める臨床研究が国際誌に3篇掲載されました。

Prior direct oral anticoagulant dosage and outcomes in patients with acute ischemic stroke and non-valvular atrial fibrillation: A sub-analysis of PASTA registry study
http://dx.doi.org/10.1016/j.jns.2022.120163
80歳を超えると10人に一人は心房細動になると言われます。心房細動は長島監督が脳梗塞で倒れた原因の不整脈でみなさんもご存知かとおもいます。心房細動による脳梗塞を防ぐためには、予防薬である血液サラサラのお薬を、特に少なめに飲むと再発した際に重症化することがわかりました。当院でも外来で体重、腎機能を常に計算し、皆さんに合ったお薬の量を常に計算し処方しております。採血(腎機能、貧血のチェック)したり、体重を伺うのはそのためにです。

Intravenous Alteplase at 0.6 mg/kg for Unknown Onset Stroke with Prior Antithrombotic Medication: THAWS Randomized Clinical Trial
http://dx.doi.org/10.5551/jat.63337
国立循環器病研究センターの古賀先生、豊田先生らとの共同研究です。発症時期が分からない脳梗塞にはこれまで血栓溶解療法はできませんでしたが、MRIの画像所見でFLAIR/DWIミスマッチという所見がありますと、いつなったかわからない脳梗塞の方にも血栓溶解療法が可能であり、予め脳梗塞予防薬を内服している人は、予後が良いことがわかりました。
もちろん、予め予防薬を内服している人は、既往に脳梗塞や心筋梗塞があった人であります。

Sustained atrial fibrillation is related to a higher severity of stroke in patients taking direct oral anticoagulants
https://www.jns-journal.com/article/S0022-510X(22)00031-4/fulltext
先程も述べた心房細動ですが、持続性のものと一過性のものとに分かれます。研究結果では持続性の心房細動の方のほうが太い血管で詰まりやすく、重症化しやすいことがわかりました。心電図の定期的なチェックが大切です。

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